どこでどうして古いモノが好きになったのでしょう?
思うに 二十歳頃は短大生で寮に入っていて
みんなは ハートや花や♪の柄のマグカップなのに
私一人が ウチから持参した萩焼か備前のコップだったと思う
結構気に入っていたけど みんなが「若年寄り」って 笑
余談ですが・・・
調理の講義は 広島女学院から熊田ムメ教授がいらしていた
後になって知ったことですが 廬山人の奥様だったのです
天ぷらと天つゆと酢の物と何かだったと思うけど
生まれて初めて 鰹節削りで削って昆布に切れ目を入れて
本当に美味しい天つゆで 鰹節の香りがフーッと鼻に抜けて
野菜の天ぷらが全て本当に美味しく頂けた
薩摩芋の両端を切りすぎて
「こんなにもったいないことをしてはいけません」って怒られて
上品だけどお茶目で可愛くて ふっくらされていた
チュールの付いた帽子を被られて 外国のお婆ちゃんみたいだった
彼女の著書の「うまいものは手の中に」の碑が校庭にあるそうだ
さて 本論に帰って
それからしばらく経って 家庭を持って
農家だったので 子供を入れたら四代同居で
大皿や鉢や湯のみなどが何とも言えない懐古趣味
若い私達用には 今風な食器があったけど
私は昔風な 飯碗や汁椀が好きでよく使った
子供が少し手が離れた頃から 古いモノに興味が湧いた

骨董屋で始めて買ったのは 矢羽の蕎麦ちょく 六千円
40年近く使ったものもあり 欠けたり割れたりもした
もうこれだけ楽しませてもらったら充分なので
最近近くのイベントに出店した時 どれでも千円って出したけど
十二個中 二個しか売れずに やっぱり一生大事に使おうと
この↑ころから 染付けや骨董などに興味が出てきて
でも 勉強しないので詳しいことは何も解らないけど
ただ 好きか好きでないか だけ・・・
このころ出会ったのが 「白洲正子さん」(次郎さんの事は知らなかった)
凄い人 日本人の魂 侘び 錆 儚さ などスッキリ!キッパリ!
わあ~ なんて方~ やっぱりお家柄というか血統でしょうね

17年前 引越の時に九割を処分したけど これは残した書籍
又 彼女を偲んで読んで見ましょう
この本を頂いた 年上のお友達と交わした「正子さん談議」
本当に懐かしく 再び「正子熱」に罹りそうな気配が・・・
その後 白洲次郎さんを知り

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Posted on 2016/07/15 Fri. 13:42
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